かかりやすい病気 チワワ

チワワを飼うときの注意点

チワワは犬種の中では最小犬になります。性格は好奇心旺盛で遊び好きな反面、神経質で用心深く繊細です。

猫のようにマイペースで、そのときの気分で飼い主に甘えたり、そっけない態度をとったりしますので、そのツンデレな魅力にはまってしまう人も多いのではないでしょうか。

毛質はロングとスムースの2タイプがありますが、どちらも寒さに弱いので、飼い主と同じ室内に同居させてあげましょう。

元気なチワワ

また、夏の暑い日にエアコンの効いていない部屋でのお留守番や、駐車している車内への置き去りは、熱中症や脱水症状の原因になりますので注意してください。最悪の場合、命を落とす危険性もあります。

チワワは骨折に注意

チワワは世界最小犬と言われています。それだけに骨も小さく骨折には十分な注意が必要です。

ドアの挟み込みや、誤って踏んでしまったり、室内の段差などちょっとしたことで起こってしまいます。

また、チワワの頭蓋骨は、成犬になっても融合しない傾向が強いです(泉門開存)。そのため頭部への衝撃は避けてください。

そのほかにかかりやすい病気として、気管虚脱、膝蓋骨脱臼、緑内障などがあります。

骨折しているチワワ

気管虚脱(きかんきょだつ)

肺への空気の出し入れを行う気管が途中でつぶれてしまい呼吸が出来なくなる病気です。呼吸時にゼィゼィと息が荒くなり、ガーガーとガチョウの鳴き声のような乾いた咳をします。症状が悪化すると気道が閉塞して重度のチアノーゼを起こし呼吸困難で死亡することもあります。

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

膝蓋骨(ひざの皿)が正常な位置からずれた状態。歩行の異常が見られるようになります。先天的な異常に加齢が進み脱臼するケースと、事故でぶつけたり、栄養障害により骨が変形し、脱臼するケースもあります。処置が遅れるともとに戻すのが困難になります。

緑内障(りょくないしょう)

眼球内の圧力が高くなると、それにより視神経が圧迫され、視野が狭まる病気です。症状として、瞳孔が開いたままの状態になったり、眼圧の上昇とともに眼球が飛び出したようになります。進行により、視力の低下や失明に至ることもあるので、早めに病院を受診しましょう。

泉門開存(せんもんかいぞん)

犬の頭のちょうど真ん中には、指で触ると柔らかくヘコむ泉門と呼ばれている部分があります。普通は成犬になると泉門は閉じますが、成犬になっても閉じない場合があります。頭部が非常に弱く、柔らかい部分をぶつけたりすると、死に至る場合もあるので注意が必要です。

ペット保険の解説をする犬のイラスト

わん太先生のここがポイント!

  • 寒さに弱いので、室内で飼育
  • お留守番させる夏場は、エアコンの効いた部屋で
  • 車内への置き去りは、熱中症や脱水症状の原因になり、最悪命の危険も
  • 骨折や泉門開存には注意が必要

 このページを見た人はこんなページも見ています

ペット保険はなぜ必要なの?

ペットの高齢化が進み、大きな病気が増えています。ペット保険の必要性と、近年のペット事情について解説しています。

実際に診察したらいくら?

ペット保険は公的な健康保険の制度がない為、全額自己負担となります。実際にどれくらいかかるのか見てみましょう。

ペット保険の給付の流れ

ペット保険の保険金の支払いには、2つの方法があります。給付の流れを詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

 ペット保険会社一覧

保険選びに迷ったら資料でじっくり見比べてみましょう!各社の資料を無料で、カンタンにもらうことができます。「ペット保険の資料をまとめて一括請求」ボタンを押してください。