食べさせると危険な食べ物

意外と多い!ペットに食べさせると危険なもの

犬と猫が食べてはいけないものは、ほぼ共通です。3段階の危険度に分類して見ていきましょう。

  • 危険度「高」…死亡の可能性もある危険が高い食べ物
  • 危険度「中」…量や状態により危険度が高くなる食べ物
  • 危険度「低」…適量ならいいが過剰に摂取すると危険な食べ物

危険度「高」の食べ物とその危険性

まずはじめに危険度「高」の食べ物を見ていきましょう。命に関わる危険性もあるので、必ず覚えておきましょう。

食べさせてはいけない食べ物 危険性
ネギ類(玉ネギ、長ネギ、ニラなど) 赤血球を破壊し、中毒死を引き起こす危険性があります。玉葱を煮込んだスープなど、エキスが出ているものやハンバーグなども危険です。
カカオ類(チョコレート、 ココアなど) カカオの成分であるデオブロミンが中枢神経を刺激する毒素となります。カカオ成分の多い苦めのチョコレートの方が、テオブロミン含有量が多いので、危険度が高まります。下痢・嘔吐・神経過敏・腎臓障害などが起き、最悪死亡する危険性もあります。
レーズン、ブドウ ブドウやレーズンなどは急性腎不全を引き起こす場合があります。重度の場合は、腎不全から死亡するケースもあります。
生肉(特に豚肉や鶏肉) 生の豚肉、鶏肉には、寄生虫(トキソプラズマ)が潜んでいる可能性があります。健康な成犬であれば、症状が出ない事も多いのですが、子犬や愛犬が体調を崩している時(免疫が落ちている時)は、トキソプラズマ病の危険があります。猫のみ体内でトキソプラズマが完全に成長します。
アボカド アボカドには「ペルシン」という人間には無害ですが、動物に有害な物質が含まれています。嘔吐や下痢を含む胃腸の炎症、最悪死亡する危険性もあります。
マカダミアナッツ マカダミアナッツは、犬の歩行運動を妨げる可能性のある物質を含んでいます。嘔吐、高熱、筋肉の痛み、関節の腫れなど。
キシリトール ガムやキャンディの甘味料として使われるキシリトールですが、犬にとって有害です。少量でも摂取すると血糖値が低下し、嘔吐や歩行困難、内出血、肝不全を発症する危険があります。
カフェイン類(コーヒー、紅茶、お茶、コーラなど) カフェインには中枢神経を刺激する物質が含まれています。心臓や神経系への異常が起こり、嘔吐、動悸、最悪死亡する危険性もあります。

危険度「中」の食べ物とその危険性

次は危険度「中」の量や状態により危険度が高くなる食べ物を見ていきましょう。

食べさせてはいけない食べ物 危険性
貝類(トリガイ、アワビ、サザエ、トコブシなど) ビタミンB1の破壊物質(チアミナーゼ)が含まれています。ビタミンB1(チアミン)欠乏症を発症する恐れがあります。加熱すると酵素は破壊されて安全になります。
甲殻類(アサリ、ハマグリ、シジミ、エビ、カニなど) ビタミンB1の破壊物質(チアミナーゼ)が含まれています。ビタミンB1(チアミン)欠乏症を発症する恐れがあります。加熱すると酵素は破壊されて安全になります。
スルメ スルメは食べると胃で膨張するため、食道や胃・腸に詰まる可能性があります。
ニンニク 玉ねぎと同じ成分が含まれる為、赤血球を破壊し、中毒死を引き起こす危険性があります。玉ねぎほど含まれてはいないため、大量に摂取した場合に限られる。
アルコール アルコールは動物にとって有毒です。嘔吐、下痢、意識障害、呼吸障害などを引き起こす可能性が高いです。
硬い骨 喉や消化器官を傷つける恐れがあるので、硬い骨の食べ物を与えるときは注意してください。

危険度「低」の食べ物とその危険性

最後に危険度「低」の適量ならいいが過剰に摂取すると危険な食べ物を見ていきましょう。

食べさせてはいけない食べ物 危険性
生卵 卵白に含まれる成分がビオチン(ビタミンB群の一種)を破壊します。加熱すれば問題ないです。
レバー 過剰に摂取すると、ビタミンA過剰症になります。
ほうれん草 シュウ酸という物質が鉄やカルシウムの栄養素を妨げる為、貧血や結石を引き起こすことがあります。過剰摂取すると肝臓などに蓄積されるので注意が必要です。
ピーナッツ 消化が悪く、高カロリーで油分が多いです。マグネシウムを多く含むため、結石の原因にもなります。
ペット保険の解説をする犬

わん太先生のここがポイント!

  • 犬と猫が食べてはいけないものは、ほぼ共通
  • 危険度「高」の食べ物は命に関わるので、覚えておきましょう。
  • 危険度「高」の食べ物は、ネギ類、カカオ類、レーズン、ブドウ、生肉、アボカド、マカダミアナッツ、キシリトール、カフェイン類

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