プードルの性格
プードルは、大きなスタンダード、中型のミディアム、小型のミニチュア、最小の問の4種類の大きさに分類されます。
性格もそれぞれ違いがあり、スタンダードは、穏やかで落ち着きがあり、飼い主にとても忠実です。
小型のミディアムやミニチュアは、穏やかで人なつっこいですが、自立心旺盛です。小型化するにつれ、甘えん坊の面が強くなる傾向があり、最小のトイプードルは特に甘えん坊です。
プードルの犬種は頭が良く物覚えも早いです。また学習能力にも優れていて、攻撃性もなく、とても飼いやすい性格です。
1～3歳はアトピー性皮膚炎を発症しやすい
トイプードルは毛が他の犬種に比べて長いので皮膚病になりやすい傾向にあります。中でも食事によるアレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎などは1～3歳頃に発症しやすいと言われています。
日々のケアで皮膚が赤くなっていないか、掻き傷はないかなどチェックしましょう。
また、洋服を着せたままにしていると、蒸れて皮膚炎になるケースもありますので、家の中では洋服を脱がせて、風通しをよくしてあげましょう。
膝蓋骨脱臼は、ソファーからのジャンプに注意！
トイプードルでよく聞く病気に膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）があります。後ろ足の膝のお皿がずれたり、はずれてしまう病気です。
トイプードルのような小型犬に広く見られる病気で、後脚の膝蓋骨という膝を支えるお皿の部分の腱膜のゆるみやお皿の溝が浅い時に起こりやすく、歩行が困難になる場合があります。
生まれた時から外れているケース（遺伝的原因の先天性）と、ソファーなどの高い場所から落下した時に発症する後天性のものがあります。
歩き方がびっこを引いていたり、片足を地面につけるのを嫌がっている場合は、早めに病院で診察を受けましょう。
対処法として、なるだけジャンプさせないように、ソファーには「犬の階段」などを利用しましょう。また床にコルクマットやカーペットを敷くなど、脚に負担をかけないように配慮してあげましょう。
皮膚疾患（ひふしっかん）
プードルは被毛が他の犬種に比べて長いので皮膚病などにかかりやすい傾向があります。
プードルの皮膚病の原因は、遺伝性のアレルギー体質、ノミやダニ、シラミなどの寄生虫感染、皮膚の常在細菌の繁殖などがあります。
保湿効果や炎症をおさえる効果のある専用シャンプー、リンスを使用したり、こまめなブラッシングをしてあげましょう。また、定期的に皮膚に異常がないかチェックしましょう。
膝蓋骨脱臼（しつがいこつだっきゅう）
後肢の膝のお皿の骨を膝蓋骨（しつがいこつ）といいます。この後肢の膝お皿がずれたり、はずれてしまう病気です。歩行が困難になり、びっこを引いていたり、スキップの様な歩行をします。
膝蓋骨脱臼は先天性と後天性に分けられます。症状が見られたら、早めに病院を受診しましょう。
涙やけ（なみだやけ）
目頭から目の周り、鼻にかけて発生する被毛の変色の事を言います。涙やけの原因は様々あり特定が難しいので、愛犬の様子をよく観察して原因を特定する必要があります。
基本的なケア方法としては、こまめに涙を拭きとってあげることが大切です。食事によって影響をうけることもあるため、症状を見ながら食事改善を行っていきましょう。
てんかん
トイプードルはてんかん・発作が多い犬種です。
てんかんの症状は、痙攣発作が起こります。痙攣は全身がこわばって震え、ときに意識を無くしたり失禁する場合もあれば、体の一部分が震えるなどの場合もあります。
いずれにせよ、症状の程度に関わらず、発作が起こったら動物病院を受診しましょう。脳などに深刻な障害を与え、時に命に関わるケースもあります。
わん太先生のここがポイント！
- トイプードルは毛が他の犬種に比べて長いので皮膚病になりやすい
- 洋服を着せたままにしていると、蒸れて皮膚炎になる
- ソファーからのジャンプは膝蓋骨脱臼の危険性がある
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