ワクチンとは
ワクチンは病原菌の毒性を弱めたり殺したりする役割を持っています。ワクチンを体内に入れると、体が病原菌を攻撃することを覚え、次に同じ病原菌に感染したときにはすぐに攻撃をします。(免疫)ワクチンは子犬が免疫を作るために接種されます。
いつワクチンを接種すればいいの?~ワンちゃんの場合~
生後まもない子犬は、母犬の初乳を飲むことで、免疫を受け取ります。これを移行免疫といいます。移行免疫は生後50日(7週目)ごろから減り、やがてなくなってしまいます。
この時期に感染すると発病してしまいますので、予防策として、生後6~8週目にワクチンの接種を行います。
ただし、移行免疫がなくなる時期は子犬ごとに異なり、免疫があるうちにワクチンを接種しても排泄されてしまいます。
そのため、生後9~12週に再び接種し、免疫が確実につくようにします。その後も年に1度接種し、免疫力を維持しましょう。
現在、米国のガイドラインによると、コアワクチンについては、 犬の抗体持続期間が3年以上もつとの見解から犬のワクチン接種は3年に1回でよいとされています。 頻繁なワクチン接種による副作用やアレルギーのリスクを考えての措置です。
日本では、移行免疫がなくなる期間後に接種した後は、年に1回の接種が慣例化していますが、副作用やアレルギーが心配な方は、かかりつけの獣医師とよく相談して決めましょう。
いつワクチンを接種すればいいの?~ネコちゃんの場合~
猫のワクチン接種も、基本的には犬の場合と一緒です。生後まもない子猫は、母猫の初乳を飲むことで、免疫を受け取ります。これを移行免疫といいます。移行免疫は生後50日(7週目)ごろから減り、やがてなくなってしまいます。
この時期に感染すると発病してしまいますので、予防策として、生後6~8週目にワクチンの接種を行います。
ただし、移行免疫がなくなる時期は子猫ごとに異なり、免疫があるうちにワクチンを接種しても排泄されてしまいます。
そのため、生後9~12週に再び接種し、免疫が確実につくようにします。その後も年に1度接種し、免疫力を維持しましょう。
ワクチンを接種した後、まれにアレルギー反応や発熱が見られることがあります。猫の様子をしっかりと観察してあげてください。
また、ワクチンの効果が出るのは、接種後約2週間経過してからなので、それまでは、外出や他の猫との接触は避けましょう。
わん太先生のここがポイント!
- ワクチンは病原菌の毒性を弱めたり殺したりする役割を持っている。
- 移行免疫は生後50日(7週目)ごろから減り、やがてなくなる
- 生後6~8週目に接種し、生後9~12週に再び接種する
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