フェレットの噛み癖って?7つの理由としつけのコツとは

フェレット

フェレットを飼う上で問題になるのが噛み癖ですが、どうしてフェレットには噛み癖が起きるのでしょうか?その理由や、噛まれた時にはどう対応すればいいか、また発情期中のフェレットとの接し方など、今回はフェレットのしつけについてご紹介します。






フェレットの噛み癖って?7つの理由としつけのコツとは

種類の違いを知ろう!フェレットの7つの種類と性格の違い

1.マーシャルフェレット

アメリカ生まれの種類で、体は細見で性格は大人しい個体が多いため、しつけもしやすく初めてフェレットを飼う人に向いています。またフェレットの中では噛み癖の少ない種類でもあります。体重は0.8~1.5kgです。

2.マウンテンビューフェレット

アメリカ生まれの種類で、性格は大人しく、噛み癖の少ない個体が多いです。またカラーはマーシャルファームにやや似ています。体重は0.8~1.5kgです。

3.パスバレーフェレット

アメリカ生まれの種類で、体つきはしっかりしていて、顔が丸い個体が多いです。またカラーバリエーションも豊富です。性格は比較的大人しく、噛み癖が少ないとされています。そのためフェレットの中では飼いやすい種類でもあります。体重は0.8~1.5kgです。

4.ルビーフェレット

アメリカ生まれの種類で、ベビー頃から比較的体つきがしっかりしていて、顔が丸い個体が多いとされています。日本国内では少数しか見られず貴重な種類です。パスバレーフェレットと別の種類を交配させて生まれた種類のため、性格はパスバレーフェレットに似ています。体重は0.8~1.5kgです。

5.カナディアンフェレット

カナダ生まれの種類で、がっちりした骨太の個体が多く、カラーバリエーションも豊富です。またオスはとても大きくなる傾向があり、丸顔で筋肉質な体をしています。活発な性格で、噛み癖が多いとされています。他の種類と比べてちょっとやんちゃなため、しつけにも時間がかかるようです。体重は1.0~1.8kgです。

6.ニュージーランドフェレット

サウスアイランド生まれの種類で、顔が丸くまるでパンダのような模様の個体が多く見られます。またオスはとても大きくなる個体も多いです。丸顔は独特ですが、カラーバリエーションは少なめです。体重は1.0~1.8kgです。

7.アンゴラフェレット

デンマーク生まれの種類で、交配の過程で生まれた突然変異種です。他の種類と比べて、被毛が太くふわっと広がっているのが特徴です。体は大きく豊かな被毛を持ち、フェレット愛好家の中でも人気が高いですが、性格は大変強気なため、しつけは難しいとされています。カラーバリエーションも豊富で、また個体によって鼻の形が違っていたり、鼻に毛が生えている個体もいます。体重は1.0~2.0kgです。

噛むのはなぜ?フェレットの噛み癖の7大理由とは

1.歯の生え変わりで痒い

フェレットだけでなく、犬や猫にも見られる行動の一つです。ベビーの頃は歯の生え変わりが頻繁に起こりますので、痒みを覚えてしまいそれを紛らわせるために噛むとされています。

2.警戒している

フェレットを新しく家に迎えた直後に起こりやすい行動の一つです。フェレットは、飼い主のことをまだよい存在なのか、悪い存在なのかを判断出来ず、戸惑いと警戒から噛むとされています。

3.ストレス

新しい環境下に置かれたばかりのフェレットに起こりやすい行動の一つです。先に挙げた警戒と同様に、新しい環境に不慣れなフェレットは、全てが不安で怖く、またとても神経質になりがちです。そのストレスから噛み癖が出てしまうようです。また、運動不足や欲求不満などのストレスでも起こるとされています。

4.力加減が分からない

噛まれる側にとっては痛くても、噛んでいるフェレットには、相手が痛いのかどうか分かりません。そのため、力加減が出来ずに強く噛んでしまうことがあります。

5.空腹

フェレットは一日に何度も食事をとりますが、食事の回数や量が不足していると、不満を訴えたり、本能的なSOSを発しようとして噛むことがあります。

6.体調不良

体のどこかが怪我をして痛い、または体調が悪い時などには、触れられると反射的に嫌がって噛むことがあります。

7.触ってほしい気分じゃない

猫などと同様に、フェレットも触ってほしくない時や、眠たい時、放っておいてほしい時には触られるのを嫌がり、噛むことがあります。

フェレットの赤ちゃん

違いはあるの?噛み癖のオスとメスの理由の違いとは

フェレットは、オスの方が甘えん坊で、メスは比較的クールな性格をしています。性格の違いから、例えばオスは構って欲しいと要求して噛んできたり、反対にメスは構って欲しくなくて噛んでくることもあります。オスとメスの噛み癖に特に大きな理由の違いありませんが、性格の違いから噛む理由が異なることはあります。

理解しておこう!噛まれた場合にすべき飼い主の行動とは

フェレットに噛まれた場合には、飼い主は大声をあげてびっくりさせるか、口の中に噛まれた手をそのまま突っ込む、また猫を叱る時のように、首の後ろのたるんだ部分でフェレットを持ち上げ、顔の前に持ってきて「ダメだ」と文句を言うなどの方法があります。ただしフェレットの急所である鼻の先端を攻撃することは絶対にやめてください。反対に身を守るために凶暴になる場合があります。

フェレットの噛み癖への3つのしつけの方法

1.おもちゃを与える

歯の生え変わりの時期はどうしても痒いため、噛み癖がついてしまいがちです。そんな時にはおもちゃを買い与えてやると、夢中になって噛むため甘噛み対策になります。また、遊び足りないなどの欲求不満のストレス解消にも効果的です。

2.「痛い」ことを伝える

遊びの延長や、力加減が分かっていない、または噛むこと自体を止めさせるには、大声を挙げたり首を持ち上げて叱ったりして、フェレットに噛まれると痛いのだということを伝えましょう。繰り返し何度もしていれば、フェレットにも伝わるはずです。

3.興奮させ過ぎない

フェレットに限らず、犬や猫を相手に遊ぶ時でも、あまりヒートアップし過ぎると我を忘れて噛んでくることがあります。噛んで欲しくない時はもちろん叱りますが、飼い主が自らフェレットを興奮させないように注意しましょう。

フェレットが訴えているかも?甘噛みと一緒に起こす行動とは

フェレットが噛むには必ず何かしらの理由があります。遊びの延長で噛んでくるのであれば興奮のし過ぎだったり、またぐったりと動かずに、触ろうとすると噛んでくる場合には体調が悪いからなど、時と場合により様々な噛む理由があります。飼い主はフェレットが噛んできた場合に、今がどういう状態だから噛んでいるのかを注意深く見極めて、その理由にあった対処をしましょう。

発情期のフェレットとの上手な付き合い方とは?

オスのフェレットの発情期には、性格が攻撃的になったり、体臭が強くなって頻繁にマーキング行動を繰り返したりします。複数飼育を行っている場合には、発情期には喧嘩しないように一匹ずつ隔離したり、マーキングされて嫌なものは先に片付けておく、またニオイが付いた場合には消臭のスプレーをかけるなどの対応をしましょう。性格が攻撃的になる分、当然噛み癖もひどくなりますので、予め厚い靴下を履いたり、手袋をして遊ぶなどの対策をしましょう。

メスのフェレットの発情期の場合は、繁殖させたくなければ絶対に避妊手術を行っておきましょう。メスはいったん発情期になったら、交尾するまでずっとそれが続き、ホルモンの過剰分泌により、貧血から命の危険を伴ってしまいます。そのため、繁殖させない場合は先ず必ず避妊手術を済ませましょう。それ以外では、発情期にはオス同様に食欲の低下や睡眠時間が短くなる、体臭がきつくなるなどの特徴が見られますので、それに合った対策を行いましょう。






今回のまとめ

種類の違いを知ろう!フェレットの7つの種類と性格の違い

噛むのはなぜ?フェレットの噛み癖の7大理由とは

違いはあるの?噛み癖のオスとメスの理由の違いとは

理解しておこう!噛まれた場合にすべき飼い主の行動とは

フェレットの噛み癖への3つのしつけの方法

フェレットが訴えているかも?甘噛みと一緒に起こす行動とは

発情期のフェレットとの上手な付き合い方とは?